“政府・日銀の市場介入 いつでもやる用意ある” 神田財務官

歴史的な円安局面が続く中、財務省の神田財務官は政府・日銀による市場介入について「必要があればいつでもやる用意がある」と述べ、市場の動きをけん制しました。

財務省の神田財務官は9日朝、記者団に対し、外国為替市場で歴史的な円安ドル高の局面が続く中、政府・日銀による市場介入について「いつでもやる用意があり、極端に言えばきょうやるかもしれないし、あしたやるかもしれない。必要があればいつでも適切な行動をとる」と述べ、市場の動きをけん制しました。

一方で、先月から今月にかけて政府・日銀が市場介入を実施したかどうかについては「介入の有無についてわれわれはコメントするつもりはない」と述べ、政府として対応を明らかにしない考えを改めて示しました。

また神田財務官は、ドル売り円買いの市場介入に使われる資金的な原資について「世の中で言われている『こういうところが限界ではないか』ということは全く間違っている」と述べました。